葛城ミサトの「他人だからどうだってぇのよ!」
葛城ミサト
「新世紀エヴァンゲリオン」劇場版
「THE END OF EVANGELION Air」
「他人だからどうだってぇのよ!」
戦略自衛隊がNERV本部を急襲する中、葛城ミサトは碇シンジを救出し、エヴァンゲリオン初号機に乗せようと道を急ぐ。
その途中ミサトは狙撃を受け、鮮血を流す。
ミサト「だいじょうぶ・・・。・・・たいしたこと、ないわ」
そう言いながら立ち上がるが、それ以上は進めない。瀕死の重傷だ。
真っすぐにシンジの目を見て、ミサトは語りかける。
ミサト「いい、シンジ君?
ここから先はもうあなた一人よ。
すべて一人で決めなさい。誰の助けもなく」
だがシンジは、人を傷つけることしかできないなら、何もしたくないと、内にこもったままだ。
なおも語りかけるミサトに、シンジは声を荒げる。
シンジ「ミサトさんだって、他人のくせに!
何もわかってないくせにっ!!」
らちの明かないシンジに、爆発するミサト。
ミサト「他人だからどうだってぇのよ!
あんた、このままやめるつもり!?
いまここで何もしなかったら、わたし、一生あんたを許さないからね!」
シンジの両頬をつかみながら、ミサトは激昂する。
このとき既にミサトは、自らに迫っている死に気づいていたことだろう。
そして、ミサトの真剣さに、ようやくシンジはよろよろと一人で前に進めるようになるのだった。